HOME > コンサルティング > 経営コンサルティング > 事例一覧  > 抜本的効率化のためのグループ企業の統合
A社、B社、C社、D社、E社の5社は大手企業グループに属する製造業である。もともと地場資本の企業にX社が資本参加してグループ化してきた経緯があり、X社グループに属するものの地域をテリトリーとしていて独立心が強い。各社ともX社グループ向けに製品供給するほか、基盤技術を使った別の製品の外販も行っている。
X社グループとしてコストダウンが強力に進められており、この5社にも生産設備の統廃合を視野に入れた抜本的なコストダウンが求められている。
5社の社長は、統合が生き残りの条件であることは理解したものの、統合に伴う様々な課題解決、諸般の手続きについて、公正な第三者であるコンサルティング会社を加えて検討することで、スケジュールどおり遺漏無く進めるとともに、従業員を含めて各社にとって納得のいく統合計画としたい、と考えた。
統合形態の合意に続いて、合併上デリケートな問題となる諸点につき、代替案設定・評価を行いながら議論を進め、決定をした。主な決定事項は以下の通り。
対外スケジュール(法的スケジュールを軸にした官公庁届出、広報等)と内部スケジュール(事業計画、制度整備等スケジュール)を有機的に連携し、合併期日までの全体スケジュールを立案。
弁護士・公認会計士・税理士・司法書士への照会を行いつつ、合併比率の算定、合併覚書・合併契約書の作成、公正取引委員会届出書類の整備、その他必要書類の整備を実施。
合併の基本フレームに従って、制度面の詳細検討を実施。
コンサルティング依頼の最大の眼目である「5社の合意形成」については、「基本フレーム」を設定するまで各社長と毎週協議を実施し、一つ一つの事項について順次合意・決定をしていった。これにより円滑に基本合意が形成された。
5社長で構成する社長会、各社総務部長で構成する事務局、コンサルタントと各社からの専従メンバーで構成される統合プロジェクトを組織し、統合プロジェクトが事務局と協議し議論のたたき台をつくり、社長会で決定していくプロセスを繰り返した。また、組織運営、会計、人事、情報システムの分科会を組織し、実務的な詰めを実施した。
これにより、ほぼ当初計画どおり合併が完了した。
外部のコンサルタントが加わることで、基本フレームの決定、合併手続きの推進、 関連制度の整備までの広い範囲を一貫した姿勢・体制で取り組むことで全体最適を図ることが可能となった。
※本件合併は無事完了し、合併2年目に第二弾の改革として、成果主義に基づく新人事制度の全社導入(賃金水準は地域ごと)、 設備統廃合を軸とした新中期計画を立案し、現在に至っている。
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