HOME > 経営シリーズ > 通巻リスト  > 企業理念浸透の工夫
企業は、常に壁にぶつかりその壁を乗り越えながら発展、成長していく。その原動力の要となるものが企業理念である。企業理念がトップのリーダーシップのもと役員から社員までしっかりと共有化されている企業は、危機に直面してもそれを乗り切る力を持っている。経営改革を進める上で「経営を何のために行うのか、そしてそれを如何に行っていくのか」という経営姿勢すなわち企業理念を共有化し定着させることが極めて大切であることを、多くの経営者の考え、行動から学ばせていただい。
松下幸之助氏は著書である「実践経営哲学」の中で、「まず経営理念を確立すること。経営の健全な発展を生むためには、まず経営理念をもつことから始めなければならない。事業経営においては、技術力も大事、販売力も大事、資金力も大事、また人も大事といったよう大切なものは個々には色々あるが一番根本になるのは正しい経営理念である」と述べている。
今月は、企業再建を契機に企業理念を再興した企業の事例をもとに、企業理念の大切さについて考えてみたい。
No.600 創立50周年記念(2020年4月号)
協同作業への思い
No.591 2019年7月号
経営の継承
No.539 2015年3月号
聴く姿勢
No.532 2014年8月号
経営幹部研修における経営トップの役割
No.512 復刻版
コンサルタント心得―経営を変えるもの