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資本効率を意識した戦略検討
No.651 | 2024年7月号今月の視点
「資本効率」に対して投資家の注目が集まる中、具体的な資本効率向上に向けた行動を機関投資家が企業に迫る動きも活発になっている。
資本効率が低いままであると株価が割安となり、予期せぬ株主の影響力が高まったり、M&Aの対象となったりし得る。最悪の場合、そうしたもの言う株主への対応に追われて企業の強みや組織文化が失われてしまう可能性もある。
経営の自主性を堅持するために、資本市場からの期待を捉え、資本効率の向上を意識した全社計画のストーリーを策定し、開示を通じて資本市場とのコミュニケーションを改善する必要性が高まっている。
今月は資本効率を意識した戦略検討について事例を通じて考えてみたい。
目次
- 1 資本効率の重要性が増す背景
- 2 A社の事例
- 3 B社の事例
- 4 留意点