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インオーガニックな成長を狙うM&A
No.666 | 2025年10月号今月の視点
日本国内の多くの分野において、既存市場での成長の難しさや後継者不足が構造的な課題として顕在化してきた。更に資本効率経営の進展により、買収を通じた事業成長やノンコア事業の売却の必要性も増している。経営戦略の実現に向けてM&Aは欠かせない選択肢の一つといえる。
M&Aの成功には事前準備が重要といわれる通り、準備不足が原因で期待した効果を得られていない企業が少なからずある。また、中期経営計画に掲げて投資枠を設けても具体化が進まず、「良い案件が来たら検討」といった受け身の姿勢に留まる例も多い。
M&Aは第2の創業とも言える大きな出来事となる。単なる売買に留まらず、中長期的な成長へ結びつけていくことが望ましい。
今月はM&Aをインオーガニックな成長に生かす工夫について、事例を通じて考えてみたい。
目次
- 1 M&Aの重要性が高まる背景
- 2 A社の事例
- 3 B社の事例
- 4 C社の事例
- 5 留意点