組織機構をいかに組み立てるかが、情報の流れ、意思決定速度、人材資源配分、要員数、ひいては企業の競争力や社員の意欲など、企業業績の多くの要因を左右します。ただし、業績を良くするためにどう組織を再編すべきかというアプローチ方法は実りをもたらしません。効果的な組織再編には目的を絞り達成要件を明確に設定することが必要です。
組織機構改革の目的と達成要件の例
◇事業戦略の遂行
~戦略の妥当性が鍵を握る
◇業務プロセス改革の一環
~機構改革の各代替案の効果と実現条件の見積りの妥当性が成功の鍵
◇間接業務改革の一環
~間接業務改革の中での機構改革の位置付けと及ぼす効果の測定がポイント
◇組織風土改革の一環
~解決すべき本質的課題の見極めがポイント
上位目的を達成する手段のひとつに組織再編があるとしてとらえ直し、アプローチ方法を設計することが重要と考えています。
組織改革の検討ロジック
