役員報酬について、上場会社はコーポレートガバナンス・コード等に基づいて以下のことが求められています。
・報酬決定方針の明確化・開示
・健全なインセンティブ付け
・客観性・透明性のある制度設計
・指名・報酬諮問委員会の活用
実質的に役員の意欲をより一層高め、企業の持続的な成長・企業価値向上を促すことに資する役員報酬制度にするには、企業の置かれた状況や特性を踏まえた制度にすることが重要です。
たとえば、外的要因による業績のボラティリティー、株主構成、業界に対する投資家の目線等は、報酬の水準・体系に少なからず影響を及ぼします。また、報酬の水準・体系の前提となるガバナンス体制・役員構成・業績管理制度等から見直すことが必要な場合もあります。